ボールペンでの宛名書きを嫌う方もいることに配慮
最近は年賀状の宛名書きを印刷で済ませてしまうという方も多くなっています。その中でボールペンでも手書きで一枚一枚書いているという事は非常に心のこもった良いことでもあるのですが、中にはボールペンで書かれることを嫌う方もいます。
例えば、年配の方であれば、重要なことは心を込めて毛筆で書くということが一般的だという意識があるからです。しかし、今は正式な文書はボールペンなどで記載することも普通ですから、丁寧に気持ちを込めて書けば失礼にあたるという事もないでしょう。
ボールペンなら筆記した文字も読みやすく、にじみなどもないので綺麗に仕上がります。その点を気にされる可能性がある目上の方や年配の方などに出す場合は、手軽さと毛筆の味を両立させた筆ペンなどを利用して配慮をしてみるのもおすすめです。
宛名書きで注意したいポイント
ボールペンなどで一枚一枚宛名書きをするという場合、気を付けておきたいのが誤字や間違いを起こさないという事です。
人や会社の名前を間違えるという事は非常に失礼なことに当たります。一枚だけならしっかり確認して筆記することが出来ても、枚数が多くなってくるとつい間違えてしまったり、チェックが難しくなったりするものです。
難しい漢字を使っている名前の場合、簡略化された形で記載されることを嫌う方もいますから、正確に書くことが出来るようにしておきましょう。さらに、会社に出す時には株式会社などの記載も省略せずにしっかり書く必要があります。
枚数が多くなってくると、急いで仕上げたいと思い文字も雑になりがちです。できるだけ時間をゆっくり取って取り組むことが出来るように、早めに作業を始めるのも重要なポイントとなります。
ボールペンの場合間違いは厳禁
誤字を避けたくても、ついつい間違ってしまったという事もあるでしょう。ボールペンの場合には鉛筆のように消すことはできません。修正ペンなどでなおすという方もいますが、それは失礼に当たります。
間違えた場合にはその場で直すのではなくもう一度書き直すようにしましょう。そのため、表面の絵などを前もって印刷している場合には少し多めに印刷して用意しておくのがおすすめです。
書き損じてしまった年賀はがきは、郵便局で手数料を払えば新しいものに替えてもらえます。年賀はがきではなく普通のはがきや切手などにも替えることが出来るのです。少しの手間とお金を惜しんで相手に失礼な態度をとることがないように、書き損じたものはきちんと書き直し、相手に気持ち良く受け取ってもらえるようにしたいものです。