様は連名で宛名書きするときはどう記入する？
年賀状を送る場合、宛名が2人以上になるときには様は一人ひとりに対して付けるのが正しい書き方になります。省略してしまう方もいるかもしれませんが、一つしか様を書かないのは失礼になるので宛名書きの際は忘れないようにしましょう。
また、連名で宛名を書くときには名前を記入する順番も大切です。ご夫婦宛に年賀状を送るときは、ご主人の名前を右側に書くようにします。宛名書きでは、男性が右側で女性がその左という書き方が基本です。兄弟や姉妹などご家族が同性だった場合には目上の方を右に書きます。
年賀状をご家族宛に送る際、名字が同じ場合は家族の名前は名前だけを書きます。名字が別の方がいる場合は、苗字と名前の両方記入してください。
それに連名で宛名書きをするときは、名前の一文字目と様の位置がしっかりと合うように書きましょう。
お子さんのいる場合
お子さんがいる場合は一番左に記入します。子供の場合は様をつけるのはどうなのかなと考える方もいるかもしれませんが、子供の場合も基本的に様を用います。しかし、子供の場合はくんやチャンを使用しても構いません。何度か話したことのある相手なら、くんを付けてもいいでしょう。また、子供の名前は省略することもできます。省略したからといって失礼になることはありませんが、自分の名前が書かれた年賀状をもらうと子供も喜ぶと考えられるのでできるだけ書いた方がいいでしょう。
子供の名前も兄弟がいる場合は、年齢の高い順に名前を右側に記入します。さらに、ご家族宛に年賀状を送るときは3人や4人の家族構成ならいいのですが、人数が多い場合もあります。このようなときは「ご家族一同様」と世帯主以外の名前を省略して記入することもできます。
この場合は、世帯主の名前の右にご家族一同様と記入しましょう。宛名が4名以上になる場合は、ご家族一同様と記した方が、年賀状もスッキリと見え体裁も整いきれいに見えるので、省略してもいいでしょう。
ビジネスで年賀状を送る場合
ビジネスの関係で年賀状を送るときは連名で出すことはできません。お世話になっている方それぞれに向けて年賀状を送りましょう。会社名と部署名、肩書、名前の順に記載して名前にのみ敬称を付けましょう。株式会社を(株)といったふうに記載するのは失礼になるのでやめてください。
ただし、お世話になっている方が複数で同じ部署所属の場合は、その部署宛てに年賀状を送ることができます。この場合、〇〇株式会社〇〇部御中といったように記入します。また、会社に宛てて、〇〇株式会社御中として出すこともできます。
しかし、会社宛や部宛に出した年賀状は一人ひとりの社員が目にする可能性は少ないです。加えて、会社宛や部署あての年賀状は形式的に出した印象をあたえる可能性も高くなります。このため、お世話になっている方に向けては、個人名で送ることをおすすめします。
その他にも、上司や先輩、恩師、目上の方、仕事の関係者に年賀状を出すときには、縦書きで記入するのがマナーなので気をつけましょう。合わせて、会社名や部署名、肩書より宛名を大きなサイズで書くようにすることが必要です。
