全社巻き込んでのおもしろ年賀状制作

12月25日は何の日でしょうと聞くと、みなさん普通はクリスマスと答えますよね。でも私の職場に限っては答えが割れます。

11月が終わる頃になると、うちの社長から「25日は年賀状の年内受付期限ですよ。」という全社員への通知メールが届きます。

取り引き先への年賀状はもちろんなのですが、うちの会社では社長と直属の上司へ年賀状を出すことが必須とされています。管理職、部長職は部下全員に送らなければなりません。

このメール社会にあって、古風と言わざるをいない珍しい風習だと思うのですが、私の部署では割とみんなのりのりで毎年それぞれおもしろ年賀状を書いています。

前回部長から届いた年賀状には、単車をまるごと蛇のイラストで覆った痛車の写真が載っていました。気合入りすぎでしょう、と思わず苦笑してしまいましたが、それくらいみんな競うかのように、毎年年賀状に力を入れています。

私はと言えば趣味の手芸でその年の干支のぬいぐるみを作りその写真を載せています。

入社7年目、1年目の年は別の内容でしたが、6種類の干支のむいぐるみができました。

干支12種コンプリートが私の密かな目標です。今年は馬ですね、そろそろ年賀状宛名書きの準備を始めようと思っています。

バットマンの映画が日本で上映されて、かなり流行ったことがあります。巷にはバットマングッズが結構あふれていました。それが年末のことです。

そんな時に、年賀状を作成する時期になって、今回はどういうのにしようと悩んでいたところ、バットマンの意匠を借りようということを思いつきました。黄色い背景に、バットマンのマークをハガキ一杯に入れ、下のほうに「A Happy New Year!」と入れる、そんな図柄です。

これはなかなかしゃれていると思い、早速プリントごっこ(当時はパソコンがまだそこまで発達していなかったので、この機会が全盛期でした)で作って、100枚近く送りました。

そして正月。今年はどんな年賀状が来ているかと思って、見てみて愕然としました。自分が送ったバットマン年賀状とほぼ全く同じ図柄の年賀状が来たのです。

送ってきたのは、私の先輩社員。そしてまずいことに、私のほうが明らかに出来がいいのです。職場の先輩ですから、同じ人に2枚同じような年賀状が行っているに違いありません。それだけでも微妙なのに、私のほうが出来がいいなんて。

正月休みが明けて、その先輩と顔を合わせるのが、本当に気づまりでした。

年賀状を書く時は、送る相手に自分の家庭環境を伝える為に送ることが多いと思います。
独身時代には送っていなかったのに、結婚生活をしていると送らなければならない場所が、絶対的に増えてきます。

ありがたいことですが、年賀状の管理程難しいものはありませんね。

毎年毎年、送っても送られてこない人や、音信不通の人に年賀状を送る必要はないと思います。

毎年きっちりと年賀状を送ってくる人が、突然送られて来なかったりすると、何かあったのかなとか、心配になります。

そんな時はほとんどが離婚したとか、上手く行っていない場合が多いです。

年賀状で家族の構成が分かりますし、どれくらい家族が親密なのかも分かります。

家族全員で映っている写真を添付している家族は、だいたい上手く行っているし、離婚の危機があるとも考えにくいです。

子供の写真だけというのは、少し怖いところもあるのです。

なぜなら二人の顔が見えていないことで、年賀状に家族だった証拠を、わざと残さないようにしている家族もあるということです。

年賀状も仲良い写真を使って、離婚をしないと誓いを立てて送らないといけませんね。

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