手作り年賀状で成長記録

子どもができた当初は、使いたい写真を店に持っていき、写真付き年賀状を作って宛名だけ自分で書く方法で出していました。

年に一度のご挨拶で、子どもの成長を知っていただく良い習慣だと思うので、載せたい写真も増やしたくなりました。

そこで、慣れないパソコンとプリンターを購入し、数年前より自分で作成することにしました。
初めはとにかく何も解らない状態で、写真をレイアウトするまでにも大変な時間と労力を費やしました。

住所録の登録も件数はあまり多くない割に、やはり時間がかかってしまい、手作り年賀状の最初の年は写真2枚と挨拶文だけのシンプルなものでした。

それでも、親戚からは子どもの可愛い写真が見られて嬉しいと言ってもらえました。

次の年からは写真を撮る時に年賀状に使うことを意識して、おもしろいポーズや綺麗な景色の場所での撮影を心がけました。

また、早い時期から制作に入り、色合いから飾りなど工夫したものが出来るようになってきました。

成長記録にもなりますし、毎年のデザインを記念に保存しています。

小学校で、臨時講師をしていたときのことです。

その学校では毎年、地域の高齢者の方々に、子供たちから年賀状を出すという行事がありました。

各クラスに人数分の年賀ハガキが配られ、子供たちは「個人情報保護」の問題があるので宛名は知らされず、裏面だけを書くのです。

「明けましておめでとう」に、何かひとこと励ましの言葉を添えたり、イラストを描いたり。上手とは言えませんが、とても可愛いものです。

ただ、子供のことですので、裏表がさかさまになっていたり、間違いがあったりするので、教師が目を通してから清書させることになっていました。

「これでいいよ、清書して」「色鉛筆は丁寧に塗ってね」「もっと行をそろえて」声をかけながら見てやっていて、ぶつかったのがコレです。

「明けましておめでとうございます。来年も、お正月をむかえられるといいですね」本人はおとなっぽくキメたつもりか、得意満面でしたが、これはシャレになりません。特に高齢者の方に対しては。

なぜ書きなおさなくてはならないのか、子供に納得させるのに、大汗をかきました。

年賀状を虚礼だといて、書かない人もいます。また、若い人の中には、メールで新年の挨拶を交し、年賀状をやり取りしない人もいます。しかし、私は年賀状を毎年出し続け、最高時には200枚程度出していました。

齢を重ね、親戚以外に、友人や会社の関係者などが、どんどん増えてくるからです。

中には、仕事で付き合いの多い時期に2,3年交すだけの人も居ますが、多くは定年退職した今も年賀状は交しており、毎年150枚程度を出しています。

普段会えないけれども、パソコンで作成された年賀状に、2行ほどでも近況が手書きで書かれているのを見ると、本当に嬉しいものです。

私も全てを手書きで書く事はできませんが、必ず近況や相手の方の近況を問いかける文章を手書きで添えるようにしています。手書きの文章を書き添える時、昔の思い出が甦ったり、元気で居るだろうかと思ったり、様々な想いが巡ります。

いづれは、訃報が増えて年賀状の枚数も減ってくるでしょうが、いつまでも年賀状のやり取りと言う良き風習を楽しみたいと思っています。

私の自宅には、プリンタがありません。買おう、買おうとタイミングを逃して今に至っています。しかし、困るのが年賀状の季節。職場の人に出すだけなので、20枚程度ですが、せっかく出すなら、自分らしいのをと思って去年はインターネットで注文してみました。

何百種類の中から、選べるし、料金は少し高くなってしまうけど、完全にオリジナルなものも作れるようでした。

裏面のイラストと、自分の住所や名前を印刷してもらい、注文の時点で送る人の住所がわかっていれば、宛先も印刷してもらうことができます。私は、まだ住所が判明していなかったので、年賀状が届いてから手書きで宛名書きをしました。

今年は、住所録を先に作って宛名書きまで一緒にやってもらう予定です。お店によると思いますが、私が頼んだところは2枚単位で注文出来るので、余ることもなくとっても便利でした。

おまけに、書き損じのためか2枚おまけがついていて、ピッタリ注文していたので本当に助かりました。

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