正月過ぎて年賀状を出すのは非常識か

先日ふとした事から聞いたのですが、その方は、お正月を過ぎて年賀状を出したところ、父親から年明けに年賀状を出すのは非常識なので止めなさいと怒られたそうです。

お正月明けすぐだったら問題はないと思うのですが、その方のお話を聞いたところ、アルバイトが忙しかったこともあって、学校が始まってから慌てて出したということで、それではさすがにお父さんが怒るのも当然だと思いました。

このように年賀状の時期を過ぎてしまった場合には、私だったら寒中見舞いを出すと思うのですが、一般的には出し忘れているという人は少ないように思います。

いずれにしても、まずは年賀状を出し忘れていたこと気が付いたら後回しにせず、なるべくすぐに出すようにすれば今回のような事にはならないと思います。

ちなみに、私の場合、出し忘れたり、想定していた人以外の人から届いた場合に備えて、少し多めに郵便局で年賀状を買うようにして、気が付いたときにすぐに対応するようにしています。

些細なことがきっかけで疎遠になってしまっていた学生時代の友人から、10年ぶりに実家に年賀状が届いた事がをきっかけで再び連絡を取り始めました。

彼女との交流が無くなってからは、今どこで何をしているのか、結婚をしたのかどうかさえ分からない状態でしたが、年賀状に印刷された写真の中で優しそうなご主人とかわいい女の子2人に囲まれたとても幸せそうな姿に胸が熱くなり、長いこと意地を張っていた気持ちが自然とほぐれてくるのを感じました。

「元気ですか?どうしてるのかなって時々思い出しています」というメッセージを見ると、自分も彼女に自分の近況報告を兼ねて年賀状を送りたいという衝動に駆られてしまい、慌ててペンを執ったのです。

簡単な報告と共に現在の携帯電話の番号を記したのですが、投函してから数日後に連絡を貰うことができ、久しぶりの会話に花が咲きました。

お互い現在は車で40分ほどのところに住んでいるという事が分かり、それ以来空白の10年間を埋めるように定期的に会って良い関係を築けています。

毎年、年賀状は張り切って自分で絵を描いています。

パソコンで絵を描いて、印刷して100枚くらい出していて、毎年「絵がうまいね」と好評をいただいています。

ある年の年賀状で、冬の町並みの絵を描きました。

ちょっと昭和レトロのような雰囲気で、枯れ葉が舞うような寂しさのある絵にしました。

絵としてはとても完成度が高いと自分でも思いましたし、とても気に入ったので自信を持って印刷してみなさんに送りました。

ところが、年が明けて年賀状を送った人に会ってみると、何人もの方から「年賀状なのに暗い」「おめでたさが感じられなかった」と言われてしまったのです。

絵のうまさについては褒めてもらえたのですが、年賀状とは新年を祝うめでたいものだということをすっかり忘れていたのです。

色も茶色やグレーばかり使った年賀状だったので、失敗だったなぁと思いました。

次の年からは、赤やオレンジなどの華やかな色を使って、見るだけで元気が出るような年賀状にすることを心がけるようになりました。

年賀状宛名書きをする時期は、いちばん忙しい12月の中頃からなんだか慌ただしい感じがします。しかし一生懸命に書いていた記憶があります。子供の頃は、手書きで書いていたけれど、だんだんとパソコンの時代になってきています。

パソコンだけで打った年賀状をもらってもなんだか味気ない感じがします。私だけそう思うのでしょうか。

主婦になり年齢とともに年賀状を出す人が少なくなりました。それもなんだか寂しく感じます。

年明けに年賀状の枚数をがだんだん少なくなっていくのを感じます。1年間なんだか人間関係を、家族の皆にさらけ出している感じで、何とも言えない気持ちになります。

心のこもった一筆でも、手書きで書いてくれる人がいるのですが、その言葉にとても救われます。

その人のようにパソコンで打つ年賀状に、私も一筆手書きで書くようにしています。やはり年賀状をもらうととても嬉しい気持ちになります。これからもあきらめず、年賀状を書く枚数を増やせるような人間関係を作っていきたいと思います。

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