味がある年賀状の宛名書き
子供の頃は、すべて年賀状は手書きでした。「宛名書き」はもちろんのこと、裏のデザインに至るまですべてを1枚1枚丁寧に書いていました。今よりも枚数が少なかったということもありますが、書くことが楽しかったというのもあります。
ところが時代が進み、大人になるとパソコンというハイテク機器が現れました。パソコンで設定するだけで、簡単に宛名書きや裏面のデザインも作ることができます。
書店などには、裏面のデザインをまとめた本なども販売されています。ボタン一つで、一気に数百枚を刷ってしまいます。最近では、プリンターの進歩により、より色鮮やかな印刷が可能となりました。写真画像などもキレイに印刷することができます。
宛名印刷においても、数多くの書体があり、文字の大きさなども細かく設定できるようなりました。住所や氏名が正確なバランスで印刷されていきます。
ある年、友人から手書きの年賀状を久々に貰いました。文字の大きさなどがバラバラで、アンバランスな「宛名書き」となっていましたが、とても味がある年賀状でした。
この字を見ていたら、書いている友人を思い浮かべることができました。こんなに貰った年賀状をじっくりと見ることが少なくなっていることに気づきました。
そこで、私も昨年から手書きの「宛名書き」に挑戦しています。お世辞にも上手とは言えませんが、味が出ていることは間違いないと感じています。
年賀状の宛名書きを手書きですると相手に喜ばれます
年賀状の宛名書き、皆さんはどのようにしているでしょうか。裏面は印刷会社に依頼して印刷してもらったり、プリンターでプリントしている人が多いと思います。
最近は家庭用の年賀状プリンターも良いものが発売されているので、年賀状を自宅で作る人も多いです。しかし、表も裏も印刷された年賀状って、少し寂しいというか味気ない感じがします。
そのため、手書きで宛名書きをされる人も多いのが現状です。
枚数が多いとおっくうになりますが、手書きの箇所があると、気持ちがこもっていて相手にも伝わりやすいです。
手書きの場合は、筆ペンを用いて書くのが一般的ですが、筆ペンは慣れていないとなかなか書くのに時間がかかります。最近は、筆ペン風に書けるというペンが発売されているので、初心者はそちらを使うと上手に書けると思います。
私も、年賀状を作る時は手書きで宛名を書くようにしています。そして裏は、プリントされたものになりますが、メッセージを書き加えるようにしています。
そのため少し時間がかかるので、年賀状は早期に注文して、12月に入ったら急いで書くようにしています。
時間がないからと言わずに、心のこもった年賀状を作成してみてください。きっと相手は喜んでくれると思います。
達筆な私は年賀状の宛名書きをプリンタで済ませています
最近では、殆どの人がパソコンで年賀状を作成し、宛名書きもパソコンで行われています。
毎年、年賀状を作成していて、便利になった事をつくづくと感じます。パソコンでの年賀状が当たり前で無かった頃には、年賀状は印刷し、表の宛名書きは、手書きの住所リストを見ながら、1枚づつ手書きで記入したものです。
そして最後に、宛名を見て、その人に対する簡単なコメントを添えて年賀状をやっとの思いで仕上げていました。
それを思えば、自由に好きな年賀状をパソコンで作成し、宛名書きも一度入力すれば、喪中の人に印刷をしないチェックを入れれば、毎年一気に宛名書きを完了する事が可能で、便利な世の中になったものだと改めて思います。
お陰で、宛名書きに追われて、ちょっとしたコメントを省略してしまう事もなくなり、郵便局が元旦に届ける事ができるという日までに余裕を持って年賀状を出す事ができるようになりました。
便利になった事を大変ありがたく思っています。しかし、送られてくる年賀状の中には、本文はもちろん、宛名書きも毛筆の達筆で書かれているものがあります。
毛筆で、さらさらと書けるなら、ボールペンやサインペンで宛名を書くより早いでしょうが、パソコンからデーターをプリンターに送り、印刷するよりは労力が掛かります。しかし、パソコン全盛の時代に、そんな毛筆で書かれた年賀状をもらうと、何となく目立ち、その年賀状をじっくりと眺め、自分も達筆なら労力が掛かっても、毛筆も良いものだと感心します。
そんな事を考えながらも、達筆で無い私は、これからも、やはりパソコンとプリンターのお世話になり続けそうです。