年賀状の宛名書きを自分ですると時間がかかる

そろそろ年賀状の季節がやってきた。毎年、どんな絵柄の年賀状にしようかと色々と悩むが、実は年賀状を完成させる過程で「宛名書き」にかける時間は、絵柄を考える時間以上に長いもの。

まず刷り上がった裏面のみの年賀状を前に、昨年頂いた年賀状と新しく知り合いになった方の住所などを用意する。そして、家族、親類、会社の同僚、上司部下、学生時代の友達など、おおまかに分類、おもむろに「宛名書き」にとりかかる。

「宛名書き」をするのに合わせ、裏面に新年の挨拶や旧年中の出来事などをしたためる。

「この人は去年、こんなことがあったんだよな」「あの人の子供はもう中学生だな」「今年こそこの人と飲みたいな」などなど、色々な思いが頭をめぐる。そのたびに「宛名書き」はしばしストップ。

ようやく、すべてを書き終える頃には深夜を越えることもしばしば。むしろ「宛名書き」を1日で書き終えられれば良い方です。

年賀状の宛名書きはプリンタの普及で簡単にできるようになりました

年賀状「宛名書き」は、必要な事を限られた範囲内で書かなければなりません。気心の知れた人であれば、ある程度の砕けた文章は許されますが、会社などの上司や同僚の人であれば、部署名や肩書を、間違いなく書く必要があります。

コンピューターやプリンターのなかった時代は、「宛名書き」を手書きで全て済ましていました。長い時間がかかり、数日間に及んだ時もあります。

会社の方に宛てて書く場合ですが、株式会社は略するのではなく、そのままダイレクトに書くのだと教わりました。

書く文字の形ですが、少し右肩上がりのほうが、スッキリ纏まってキレイに見えると言われています。縦に書く場合は、斜めにならないよう、確認しながら書いていました。

現在では、コンピューターで操作できる専用のソフトが出回っており、プリンターで簡単に年賀状の「宛名書き」が出来るようになっています。

10数年前では、ハガキで印刷する場合、ちょっとしたテクニックを要しましたが、最近では、それも必要なくなり、失敗しないような作りになっています。

郵便局で年賀状が販売されると憂鬱な気持ちになります

郵便局で年賀状が発売される季節になると、一昔前までなら、売られている年賀状を見るたびに気が滅入っていました。

それは、何十枚・何百枚と年賀状の「宛名書き」を住所録を片手に手書きで書いていたから、その苦労を思うとため息が出てしまうほどでした。

実際に書き始めたとしても、結構間違うことが多く、履歴書と同じでそのまま出すわけにもいかず、修正液を使うのも気が引けて、途中で住所や名前を書き直すことが何枚もあったものです。

その挙句に、年賀状が書き終わった後に、身内に不幸でも起きて喪中にでもなった日には泣くに泣けない苦労がそこにはありました。

それに比べて、現在はパソコンなるものがあり、そこには年賀状作成ソフトなるものがあり、一度は住所録を手に取り住所や名前などのデーターを入力する必要はありますが、その後はソフトを起動して、送る相手を選んで、あとは印刷するだけという簡単さとなりました。

それでも、メールなどの普及もあって、年末の忙しさの中で年賀状を書く人は少なくなっているようです。

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