今年は相手に気持ちが伝わるような年賀状にしたい

毎年、年賀状を準備するときになるとどのようなものにしようか悩んでしまいます。悩んでいるうちに時間はどんどん過ぎてしまい、年末になってからあわてることになって後悔しています。

間に合わなくなってお店で売られているような印刷してある年賀状を買って来て宛名だけを書くということもよくあります。パソコンを買ってからは無料のサイトでイラストなどを探して印刷することが多くなりました。去年は同じイラストを使ったと思うものが何枚か届いたりして、ちょっと恥ずかしくなってしまいました。

何とかもう少し自分らしさを出せないかなと考えています。とりあえず、パソコンで作って印刷したものでも一言コメントを添えるようにはしています。仲の良い人には書きやすいのですが、そうでない人には難しいですね。当たり障りのない文になってしまいます。

もう少し変化をつけたいなと思い、この間文房具店を見ていたら、カラーの筆ペンが充実していました。このようなものを使ってコメントを入れてみると華やかになって面白いかなと思って買ってみました。今年は早めにコメントを考えておこうと思います。

この時期になると思い出すのが、年賀状宛名書きでのほろ苦い記憶です。

当時、私は高校2年生で、親は自営業をやっていました。年末が近くなると、親にバイト代をもらって年賀状を作るのが私の仕事でした。親戚や会社関係を含むと結構な数になるので私も喜んで引き受けていました。

せっかちな父は年賀葉書の受付が始まるとすぐに注文して、届いたら即表面を印刷して投函したがります。その年も例年通り最速で注文し、印刷・投函をした父。もちろん年賀状の注文や表面の印刷は私が担当しました。

年賀状を郵便局げ持って行って二日後、まさかの事態が起こりました。親会社でのリストラと、それによる中間会社の倒産です。父が日頃お世話になっている方の多くが職を失ってしまいました。

同時に、もちろん会社名や役職名を書き添えた年賀状を投函済みの我が家は大パニックです。長年お世話になった人たちにお正月から嫌な思いをさせてしまうことになるからです。郵便局に駆け込んだものの回収できず。

お詫びの挨拶は前持ってしたものの、大変失礼なまま年賀状が届くのを待つしかありませんでした。これ以来宛名書きは一般的な時期まで待っておくようになりました。

メールの普及などにより、年賀状自体を出さない人も増えている傾向がありますが、やはりお正月に年賀状が届くと嬉しいものです。

自分が貰って嬉しい年賀状は、送った人も喜んでくれるはずなので、お世話になった人には毎年必ず出すようにしています。

挨拶の文面と宛名書きは極力手書きで書くようにしていますが、何が大変かというと、まとまった数を書くだけでなく、手書きなので誤字脱字がないように気を配るのが大変なのです。

仕事関係など、名刺がある場合は名刺を見ながら書くことが出来るので間違いも少ないのですが、見慣れない住所などは間違ってしまうこともあります。

年賀状を出す相手は当然知っている人ばかりなので、名前を間違えることは少ないのですが、日本全国、住所地名には知らない漢字もあって大変です。

今ではネットやスマホで簡単に調べることが出来ますが、それでも住所の読み方が解らず、漢字の字体から調べることもたまにあります。

只でさえ数を書くのが大変な宛名書きですが、このように住所などを調べる手間も相当なものです。
年賀状は早めに出すのが望ましいのですが、結局ぎりぎりまで掛かってしまう理由は、毎年変わりません。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ